タカヤさんといっしょ






「んぅ・・・くっ。」


休日、ぽかぽかの午後。
リビングのソファーで、うとうとお昼寝をしていた高耶がうなされている。
起こしてやるべき直江はすぐ側にいるというのに
"なんか、色っぽいなぁ"
としばらく様子を見ていた。(サイアク)


「・・・え。・・・・やぁ!!」


高耶は目を覚ます様子はない。もう随分ながいことうなされ続けているのを見て、さすがに心配になり直江は高耶をゆすり起こした。


「高耶さん。高耶さん!大丈夫ですか?」
「あ・・・・なおえ?」


悪夢の名残か、高耶は目に涙をためて目を覚まし、そして直江を見てほっとしたように息を付く。


「随分うなされていましたよ。怖い夢でも見たんですか?」


例の腰に響く声(+俳優バリの笑顔)で、やさしくやさしく聞く。うなされてた高耶に欲情していたなど微塵も感じさせないのは流石だ。


「ん。なおえが撃たれた時のユメ見た。」


思い出してしまったのか、ウルウルした目で"きぅっ"と直江にしがみついてくる高耶に直江は鼻の下を伸ばした。
そんな直江に気が付いていないであろう高耶が遠慮がちに話しかける。


「なおえ・・・・」
「はい?」


「ナデナデしてくれる?」



ブッッ       <<<直江が鼻血噴く音(そして卒倒)


「っ!!なおえっ!?」



・・・・高耶さんは「どこ〇もいっしょ」にハマっていた。





[続]

しんえ 著
(2000.05.10)


[あとがき]
タイトルからもわかる通り、ちょっと時期をはずした「どこいつ」ネタ。
高耶さんがロリっぽいのはトロがモデルだから。決して作者の趣味ではないです(信憑性0)。


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